和上賞 について

<創設の経緯>

 島根県高体連バスケット部に長きに亘ってご尽力された、故和上辰郎先生の生前のご遺志をもとに創設した。
  生前より「なにか県高体連バスケット部にできることはないか」とお考えで、そのご意向を和上豊子様(奥様)からお話があり、専門部・運営委員会で検討し、平成12年度より創設することにした。


<内容>

年間優秀選手賞(MVP)・・・男女各1名の選手に賞状・記念品を授与
年間優秀監督賞(MVC)・・・選ばれた1名の監督に賞状・記念品を授与
ベスト5賞のメダルの授与・・・県内4大会の男女ベスト5に選ばれた選手にメダルを授与


<和上先生の略歴>

  昭和8年6月24に邇摩郡仁摩町に生まれ、島根大学教育学部を卒業後昭和31年邑智郡桜江町立長谷中学校を振り出しに松江工業高校・安来高校・松江農林高校・松江南高校・横田高校でバスケットボール部の指導に当たりチームを全国大会に出場させるなど数々の功績を残された。 平成6年3月、松江清心養護学校を最後に38年間の教員生活を終えられ、自宅で悠々自適の生活を送られていたが病の床に就かれ療養に専念されたが薬石効なく平成11年7月23日66歳の生涯を終えられた。
  昭和51年より58年まで島根県高体連バスケットボール部専門委員長・中国高体連バスケットボール部の代表常任委員、昭和51年より54年まで島根県高体連事務局長を務められ、島根県の高校スポーツの発展に多大の貢献をされた。とりわけ、昭和52年に松江市で開催された全国総体バスケットボール競技、昭和57年に島根県で開催された「くにびき国体」の成功は先生のご尽力によって導かれた。


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